ブッポウソウ
( 仏法僧 )
Eurystomus orientalis
Bload-billed Roller
L=30cm W=71cm

( 名前の由来 )
仏教の霊地の森林で繁殖しているのを観察され、
平安時代以来ブッポウソウ( 仏法僧 )と鳴く霊鳥と思われてきた。
そのまま 鳴き声が名前となったが間違いであり、
「ブッポウソウ」と鳴くのはフクロウ目のコノハズクである。

ブッポウソウは「 グェッ・グェッ 」と鳴く。









食欲旺盛な4羽のヒナ達に親はエサ運びに大変じゃ。



この時期になるとエサはヒナの口元まで運んで与えない。
巣立ちを促しているようじゃ。
この数日後に全て巣立った。



こんな説が。

夜間に森の中で「ブッ・ポウ・ソウ」と聞こえ
仏、仏法、僧の三宝を象徴するとされた鳥の鳴き声が、
この鳥の声であると信じられてきたため、この名が付けられた。

しかし、実際のブッポウソウをよく観察しても
「ゲッゲッゲッ」といった濁った音の鳴き声しか発せず確認できないため、
声のブッポウソウの正体は長く謎とされた。

結局のところ、この鳴き声の主はフクロウ目のコノハズクであり、
このことが明らかになったのはラジオ放送が契機となった。

1935年(昭和10年)6月7日、
日本放送協会名古屋中央放送局(現在のNHK名古屋放送局)は
愛知県南設楽郡鳳来寺村(現在の新城市)の鳳来寺山で
ブッポウソウの鳴き声の実況中継を全国放送で行った

その後、放送を聴いていた人の中から 「 うちの飼っている鳥と同じ鳴き声をする 」
と言う人が出てきて、その飼っている鳥を見せてもらうとその鳥はコノハズクであった。

そのコノハズクは東京・浅草の傘店で飼われていたもので 、
生放送中にラジオから聴こえてきた鳴き声に誘われて同じように鳴き出したという 。
鳴き声も「ブッ・ポウ・ソウ」と確かに鳴き、長年の謎だった「ブッ・ポウ・ソウ」の主は
コノハズクだということが初めて判明した 。