セッカ
( 雪 加 )
Cisticola juncidis
Fan-tailed Warbler
L=12cm W=16cm

( 名前の由来 )
巣作り中にチガヤの白い穂をくわえて飛ぶことから
その白い巣材を雪に見立てて「セッカ」と呼ぶ。
またクモの糸も雪のように白いので「セッカ」と。

更にはこんな説も。

セッカはクモの糸も巣材として使う、
クモの糸と言ってもクモの巣から捕るのではなく、
草を折り曲げたクモの産室から卵嚢を取り出しクモの卵を取り除き持ち帰る、
クモの糸を糸状にして草の葉に穴をあけ草の葉を何枚も縫い合わせて巣を作る、
巣の底の部分にはチガヤの穂を敷き詰めベットとなる。

江戸時代中期には " おおせっか " と区別して " こせっか " と呼ぶようになった。